姫と彼等の物語





自分の名前をぼそっと言うと


「なになに??照れてるの!?かわいぃ~♪」


「っっなぁ!?」


凛君が抱きついてそう言ってきた…



「にょわぁあ…!!ちょっ、は…はなして?!」




「おい、凛」




「なにさ、別に悠には関係ないじゃん」


ぷー
と頬を膨らませながら言った。



「いやいやいや!!
私には関係あるからね?!」

「唯ちゃん、いいでしょぉ??」

上目遣い+ウルウルの目=………かわいいっ!!

「ほいほい、凛止めよっか」

「ぐぇっ」


涼君が凛君を引き離した



……ちょっと感謝。



「唯ちゃん大丈夫??」



「大丈夫だろ」



「それもそだね。」



やっぱ撤回!!
感謝するのやめる~!!

しかも
私を連れてきてくれた人地味に失礼な奴だな、オイ。