(雪乃side)


私はいつも二番だった。

良く出来る幼なじみに挟まれて、いつも二番目。

それがいつも悔しくて、全部がむしゃらに頑張った。


結果、学年トップになれた。

なんでもそつなくこなすような、器用な人間になった。

でもそんなんじゃ足りない。

私は晃の一番になりたいよ。

駄目、かな…?