「わたしも参加でっ!」

美月が元気よく片手を上げた。


げっ! あんたも行く気?


「それじゃあ、僕も行こうかな」


わたし達は全員、悟くんを見た。


マジですか?


「何か問題?」

にこやかに悟くんが言う。


「全然」

亜由美がそつなく答えた。