好きになってごめん

「はぁ………」


あたし今日、ため息つきすぎだなぁ………。


でも、いろんなことが嫌すぎて。


自分の性格も、友達のことも、アイツのことも。


全てが嫌すぎて、辛すぎて………。


あたしはどうすればいいんだろう。


どう行動すればいいんだろう。


もう、どうすればいいかわからないよ。


「どうすればいいのかなぁ……?」


頭の中でいろいろ考える。


でも、いい案なんか出てこなくて。


しばらくボーッとしてたらガチャッという音がした。


あたしは音のした方を見る。


「………なんで…?」


音のした方は、屋上の入口の扉。


やってきたのは、アイツ―――。


「……お前、いきなり叫んでいきなりいなくなるとか、めっちゃ変な奴だぞ」