小学校4年生くらいになると、段々周りも冷やかすようになった。


今もそうだけど、小学校のときは常に一緒にいたから、必ず誰かが冷やかしてきて。


だけど、アイツが……


『別にいいだろ!!ずっと一緒にいたから、これが当たり前になってるんだよ!!』


って、頬を赤くして言ってくれたんだ。


………すっごい嬉しかった。


“好き”って言われた訳じゃなかったけど、一緒にいてもいいんだって思えたから。


しかも、そうやって言ってくれたお陰で、冷やかす人も段々減ってったんだよ。


凄いよね。


中でも、あの時の記憶で覚えてるのは友達が『いいなぁ、愛されてるんだね』って言われたこと。


周りからそう見えるんだぁって、嬉しくなった。


この頃も、汚れなんか知らなくて。ただただ純粋に、無邪気にアイツが大好きだった。