………それは、夢に描いてた言葉。


アイツが、あたしを好きだという夢。


あたしは何度神様にお願いしたんだろう?


苦しくて苦しくて、辛くて辛くて。


片想いをやめたいときがたくさんあった。


アイツにしかときめかない自分が嫌なときもあった。


でも、どんなに辛くても悲しくてもアイツが大好きで。


ずっとずっと、両想いなることを夢見ていた。


「う………うえぇぇぇぇえん!!」


「え、ちょ、なんで泣くんだよ!?」


嬉しいから泣くんだよ。


あんたと両想いになれて嬉しいから泣くの。


あんたはそれが困るみたいだけど。(笑)


「……あ、ねぇ!


ずっとあたしのこと好きだったんなら、なんであの子と付き合ってたの?」