間違いだらけの殺人

こんなことをして、
何の説得力もありませんが、

私は妻を、
涼子を愛していましたから。

いつか彼女が
その男性のことを忘れて
私のことを見てくれる日が
くると信じていたのです。

今となっては
それも難しく
なってしまいましたが・・・」

と自嘲した。

「でも、その男性と
手紙に
どんな関係があるのですか?」

正樹は
山田をじっと見つめた。