少し落ち着いてきた為、あたしはケータに別れた事を打ち明けた。


薄々感づいてはいたんだろう。

ケータは、黙って話しを聞いてくれた。



「エーコちゃん、頑張ったね。」

そう一言呟き、黙って隣に座っていた。














外では虫が忙しく鳴いている。








もう、夏だ。