「何言ってんの!!もう聴かせるって言ったんだから弾いてもらうからね☆」


あたしはケータの背中をポンっと押した。


「ねねっ、ライブ会場はここにしない!?演奏出来るよ!必要な機材持ってきてくれれば。閉店後にさ、やろうよ!」


ケータは笑顔で喜んだ。

「決まりだな!今夜決行だ!!俺一回帰ってまた閉店後くるよ!」そう言って店を後にした。



「楽しみにしてるね!」

あたしは、そんな走るケータの背中を眺めた。