見渡す景色は、すっかり裸になった木々が連なる道路沿い。

木枯らしが吹く度に、あたしの頬を刺すような冷風が通り過ぎる。

フワフワのファーハットを被って、千鳥柄のコートを羽織り、手にはスエードの手袋、足元は茶色いレザーのブーツ。中がボア付きなので暖かい。


もう、12月。