◎気付いた気持ち

「えっとね、今日からおばあちゃん家に帰るから方向は浩多郎くんと一緒なんだよ。」

「そうだったんですか、そういう事なら送りますよ妥巳波さん。」

納得して送ることを了承した浩多郎でしたが…内心は穏やかではありませんでした…

何せ女子と帰ることも初めてで…相手が美奈なのですから…

「本当!ありがとう浩多郎くんvv」

そんな浩多郎の気持ちを知らない美奈は只純粋に一緒に帰ることを喜んでいました。