そこには、両手で耳を塞いで立っている浩多郎がいました。

「こ…浩多郎く~ん(泣)」

半泣きで名前を呼ぶ美奈に浩多郎はビックリして…慌てて理由を説明し始めました。

「あっ!す…すいませんιあの…こんな暗い道で見知った人を見掛けたので…つい…声をかけてしまいました…」

あわあわしながら説明する浩多郎に怖さも何処かになくなってしまったら美奈はつい…話を聞きながら吹き出してしまいました。

「おかしいですか…?」

「ううん(笑)ごめんなさいιおかしくないの、ただ…ビックリして…」


少し涙目になっている美奈を見て…浩多郎は自分のした事を後悔しました…