わたしが急いで拾い始めると その人も手伝ってくれた。 そして拾い終わると その人が拾ったプリントを渡してくれた。 「はい」 笑顔で渡されたその笑顔にドキッとした。 「君、名前は?」 「あ、えっと・・・椎名沙耶です。」 「沙耶?」 「うん」 笑顔でうなずいた。 「俺は永山翔、よろしく」 「よ、よろしくお願いします」 これが私と翔くんの出逢いだった。 とまどいながら会話をする私に 翔くんはフフッと笑った。 そのあとは 同じ学年だということ、 隣のクラスだということ 翔くんのことを知った。