試合が終わると
柚季が勝ったよと笑顔で
結果を報告しに来てくれた。
保健の先生には安静にしてなさいと
言われた。
今は男子のバスケの試合があってるはず。
すぐに戻ってくればいいだろうと
柚季に伝えると肩を貸してくれた。
「沙耶、行こう」
そして体育館へ向かった。
その頃にはもうすぐ終わるころだった。
今のポイントは43-42
負けてる・・・
あと10秒。
「翔―――!!」
体育館に響き渡るその声に
私は身をのりだした。
翔くんが持っているボール。
翔くんから離れるボール。
スリーポイントライン。
ピーッ
試合終わりの笛。
まだボールは空中にある。
試合終わりの笛がなった直後に
体育館に歓声があがった。

