私が出る試合まであと30分。 柚季は裕太くんといるから 私は今体育館入口より 少し離れた場所にひとりでいた。 「沙耶!」 声がして後ろを振り向くと 翔くんだった。 「どうしたの?」 「はい、これ」 そう言って渡されたのは スポーツドリンクだった。 「頑張れよ」 「ありがとう」 私は嬉しすぎて溢れそうになった涙を こらえながらお礼を言った。 「応援するからね」 「試合頑張るね!! 終わったら翔くん応援しなきゃ!!」 そう言ってき愛を入れてる私を見て 翔くんは笑った。