それから数日後、俺は夜営当番だった。
修道院の通用門をカンテラで照らしたとき、
何かが見えた。
おそるおそる近づいてみると、
その小さな影が俺を呼んだ。
「ミゲーレさん?」
マリアだ。
「どうしたんだい?こんな夜遅くに。」
「今夜はママがいないから。
トラビスさまは、どうしていらっしゃるの?
この前のミサのときお姿がなかったから。」
「ああ。そうだったね。
あの日トラビス助祭はちょっと体調をくずしてたんだ。
でも今は大丈夫。元気にしてるよ。」
「あの、トラビスさまを呼んでいただけませんか?」
「何か用事があるの?
ことづけがあるなら、俺がきいておくよ。」
マリアは門の鉄柵をつかんで、大きな目で訴えかけてきた。
「お会いしたいの。」
俺はカンテラをかざして、マリアをよく見た。
純粋な、姿だった。
「あの、マリアちゃん、少し待ってね。」
俺はカンテラを置いた。
あたりは足元だけが照らされ、あとは闇だ。
修道院の通用門をカンテラで照らしたとき、
何かが見えた。
おそるおそる近づいてみると、
その小さな影が俺を呼んだ。
「ミゲーレさん?」
マリアだ。
「どうしたんだい?こんな夜遅くに。」
「今夜はママがいないから。
トラビスさまは、どうしていらっしゃるの?
この前のミサのときお姿がなかったから。」
「ああ。そうだったね。
あの日トラビス助祭はちょっと体調をくずしてたんだ。
でも今は大丈夫。元気にしてるよ。」
「あの、トラビスさまを呼んでいただけませんか?」
「何か用事があるの?
ことづけがあるなら、俺がきいておくよ。」
マリアは門の鉄柵をつかんで、大きな目で訴えかけてきた。
「お会いしたいの。」
俺はカンテラをかざして、マリアをよく見た。
純粋な、姿だった。
「あの、マリアちゃん、少し待ってね。」
俺はカンテラを置いた。
あたりは足元だけが照らされ、あとは闇だ。

