まだ眠っている時に
突然起こされた。
遠くで
俺を呼ぶ声が聞こえる。
「ミゲーレ、起きてよ!
ねえミゲーレ!」
又三郎の声だ。
俺はうなる。
「ミゲーレ、
なんかおかしいんだよ。
異常なんだよ。」
「なんだよ。」
やっと意識が目覚めてきた。
胃がもたれている。
「ぶらさがってるんだ。」
意味がわからず、
かすむ目で又三郎を見た。
真っ青な顔をしていた。
「なんだ?」
今までになく慌てていた。
「とにかく来て!」
何か緊迫した事態が
おこっているらしい。
俺は又三郎についていった。
宿舎から作業現場に向かう
途中の路地で、
又三郎は突然立ち止まった。
又三郎の
視線の先には古木があった。
その枝に
何か大きな物が
ぶら下がっていた。
それが、
人の縊死体だと
解るまでに少し時間がかかった。
又三郎は俺の背に
隠れるようにつかまっている。
俺はそれに近づいていった。
又三郎は
それ以上近寄ろうとせず、
その場にとどまっていた。
おぞましかった。
両目が飛び出して
ぶら下がっていた。
体の内容物が
下に落ちてたまっていた。
俺は後ずさり、
又三郎を抱いて言った。
「オーベール師に
知らせてくる。
おまえはニコルに伝えろ。」
俺は上層部の宿舎へ、
又三郎はみんなの宿舎へ、
それぞれ走った。
突然起こされた。
遠くで
俺を呼ぶ声が聞こえる。
「ミゲーレ、起きてよ!
ねえミゲーレ!」
又三郎の声だ。
俺はうなる。
「ミゲーレ、
なんかおかしいんだよ。
異常なんだよ。」
「なんだよ。」
やっと意識が目覚めてきた。
胃がもたれている。
「ぶらさがってるんだ。」
意味がわからず、
かすむ目で又三郎を見た。
真っ青な顔をしていた。
「なんだ?」
今までになく慌てていた。
「とにかく来て!」
何か緊迫した事態が
おこっているらしい。
俺は又三郎についていった。
宿舎から作業現場に向かう
途中の路地で、
又三郎は突然立ち止まった。
又三郎の
視線の先には古木があった。
その枝に
何か大きな物が
ぶら下がっていた。
それが、
人の縊死体だと
解るまでに少し時間がかかった。
又三郎は俺の背に
隠れるようにつかまっている。
俺はそれに近づいていった。
又三郎は
それ以上近寄ろうとせず、
その場にとどまっていた。
おぞましかった。
両目が飛び出して
ぶら下がっていた。
体の内容物が
下に落ちてたまっていた。
俺は後ずさり、
又三郎を抱いて言った。
「オーベール師に
知らせてくる。
おまえはニコルに伝えろ。」
俺は上層部の宿舎へ、
又三郎はみんなの宿舎へ、
それぞれ走った。

