………。 そう。彼等を人殺しに育てたのは、私なのだ。 死を恐れるなと教えたのは、私なのだ。 「…ねぇねぇ、隊長~」 目下で、イブがギュッと抱き付いてきた。 可愛らしいポニーテールがゆらりと揺れた。 「―――…最後にもう一回、撫ぁ~でて~……」 溢れそうな涙を、グッと、堪えた。