トウェインはオーウェンを真っ直ぐ見上げて言った。
…………この威勢の良い眼光………懐かしいな。………リネットにそっくりだ。
「………私は今、どちらの勢力にもつくつもりは無い。………ただ……この城において欲しいだけだ」
……おいて欲しい?
オーウェンは眉をひそめた。
………随分とおかしな話だ。
「………私を敵と見るもよし。なんなら、捕虜にしても構わん。尋問や拷問、何でも好きにするが良い。………生かしてくれてさえいればな」
「―――減らず口を!!………今度は何を企んでいる!!……油断させておいて、その忌々しい“闇溶け”を使うつもりだろう!!………誰が騙され……ごはぁっ…!?」
再度オーウェンの裏拳が飛んだ。今度は顎に食らった。
舌を噛んだらしい。しゃがみ込み、無言で悶えていた。
「………開き直ってるねぇ。………なるほど……まぁ確かに……使い様によっては良い人材だな。ここで殺すには惜しい……が、しかし……罠とも取れる…………武器らしい武器を持っていなくても……あんたらはただでさえ人間離れした兵士だからな?」
……闇を操る能力がある限り、この場で戦闘をしようが逃げようが、何だって出来るのだ。
…………この威勢の良い眼光………懐かしいな。………リネットにそっくりだ。
「………私は今、どちらの勢力にもつくつもりは無い。………ただ……この城において欲しいだけだ」
……おいて欲しい?
オーウェンは眉をひそめた。
………随分とおかしな話だ。
「………私を敵と見るもよし。なんなら、捕虜にしても構わん。尋問や拷問、何でも好きにするが良い。………生かしてくれてさえいればな」
「―――減らず口を!!………今度は何を企んでいる!!……油断させておいて、その忌々しい“闇溶け”を使うつもりだろう!!………誰が騙され……ごはぁっ…!?」
再度オーウェンの裏拳が飛んだ。今度は顎に食らった。
舌を噛んだらしい。しゃがみ込み、無言で悶えていた。
「………開き直ってるねぇ。………なるほど……まぁ確かに……使い様によっては良い人材だな。ここで殺すには惜しい……が、しかし……罠とも取れる…………武器らしい武器を持っていなくても……あんたらはただでさえ人間離れした兵士だからな?」
……闇を操る能力がある限り、この場で戦闘をしようが逃げようが、何だって出来るのだ。

