………懐かしい温もりがそこにはある。
ふわふわとした毛並みも、可愛らしい鳴き声も、優しいまなざしも。
………目の前で起きているよく分からない状態に、リストはしばし無言で見ていたが、はっと我に帰った。
「……………こ…この女!……ルア!女相手だからってデレデレするんじゃない!」
「……ルアは雌だ」
「嘘ぉ!?…………いや、なんでお前がそんな事を……!!」
ルアは一端離れ、踵を返し、尾を振りながら城門内に入って行った。
ちらちらとトウェインを振り替える。
………ついて来いと言っているのだろうか。
トウェインはルアの後をついて行った。
………妙な展開になってきた。
「………お…おい!!」
もしかしたら役に立たないかもしれない短剣を握ったまま、リストはトウェインとルアの後を追った。
ルアを先頭に、その後ろを敵兵士が続く。
……どうする事も出来ずに、周りの兵士達はトウェインの侵入をただ呆然と見ていた。
「………おや…」
騒々しかったのが、急に静かになった外。
オーウェンを起こしに行こうと法螺貝を引きずっていたアレクセイは、窓からこの奇妙な展開を傍観していた。
ふわふわとした毛並みも、可愛らしい鳴き声も、優しいまなざしも。
………目の前で起きているよく分からない状態に、リストはしばし無言で見ていたが、はっと我に帰った。
「……………こ…この女!……ルア!女相手だからってデレデレするんじゃない!」
「……ルアは雌だ」
「嘘ぉ!?…………いや、なんでお前がそんな事を……!!」
ルアは一端離れ、踵を返し、尾を振りながら城門内に入って行った。
ちらちらとトウェインを振り替える。
………ついて来いと言っているのだろうか。
トウェインはルアの後をついて行った。
………妙な展開になってきた。
「………お…おい!!」
もしかしたら役に立たないかもしれない短剣を握ったまま、リストはトウェインとルアの後を追った。
ルアを先頭に、その後ろを敵兵士が続く。
……どうする事も出来ずに、周りの兵士達はトウェインの侵入をただ呆然と見ていた。
「………おや…」
騒々しかったのが、急に静かになった外。
オーウェンを起こしに行こうと法螺貝を引きずっていたアレクセイは、窓からこの奇妙な展開を傍観していた。

