微笑を浮かべ、トウェインは菓子を口に運んだ。
「…………あと…………問題はマリアなのだが……………先日の軍議で報告したとおり………パラサイトの成長が早い。浸食がだいぶ進んでいてな………………たまに自分の意思とは無関係に、身体が勝手に動く時があるらしい。……………いつ成樹してもおかしくないんだ。…………あまり戦闘に出さないでやってくれ」
「…………トウェイン……?」
様子がおかしい。
聞こえた筈なのに、トウェインは無視して話続ける。
「………おい……トウェイ…」
身を乗り出そうとした途端、トウェインの細い手が、ジスカを制した。
「………最後に一つ。………………………………………………トゥラを頼む」
「………どういう意味だ………」
トウェインはジスカを真っ直ぐ見据えたまま、ふっと……………笑った。
まだ少女のあどけなさが残る……しかし凛とした、綺麗な笑みを。
「―――私はここを出る」

