この三人は前々から親しかった。
たったの四人で構成された第4部隊。
しかし、活躍の場はなかった。
………予想はしていた。
差別され、虐げられる日々が来ることなど。
その頃からだろうか。
総隊長が、私を避ける様になったのは。
総隊長自身、ただでさえ表に出ないのに、塔内でも姿を見せなくなった。
隊長メンバーが揃っての軍議も、総隊長は不在。口伝えだけで、彼の声を聞くことは無かった。
総隊長が直に会うのは、ベルトークやゴーガン、グラッゾ、バレンだけ。
ジスカは許されなかった。
「―――………この様にまたお話することが出来たこと……嬉しく思います」
「……………そうか………………そうだな………」
椅子の端から、真っ白な髪が揺れて動いて見えた。
「…………初陣はどうだったか?………………あちらの大将と、勇ましく対峙したらしいではないか」
………思い出すだけで、今でも少し困惑する初陣でのあの対峙。
トウェインは怪訝な表情を浮かべた。
「………………敵を前にして討てずに……恥ずかしく思っております……」
たったの四人で構成された第4部隊。
しかし、活躍の場はなかった。
………予想はしていた。
差別され、虐げられる日々が来ることなど。
その頃からだろうか。
総隊長が、私を避ける様になったのは。
総隊長自身、ただでさえ表に出ないのに、塔内でも姿を見せなくなった。
隊長メンバーが揃っての軍議も、総隊長は不在。口伝えだけで、彼の声を聞くことは無かった。
総隊長が直に会うのは、ベルトークやゴーガン、グラッゾ、バレンだけ。
ジスカは許されなかった。
「―――………この様にまたお話することが出来たこと……嬉しく思います」
「……………そうか………………そうだな………」
椅子の端から、真っ白な髪が揺れて動いて見えた。
「…………初陣はどうだったか?………………あちらの大将と、勇ましく対峙したらしいではないか」
………思い出すだけで、今でも少し困惑する初陣でのあの対峙。
トウェインは怪訝な表情を浮かべた。
「………………敵を前にして討てずに……恥ずかしく思っております……」

