ルアは四肢に力を入れ、立ち上がろうとしたが、思う様にいかない。
ライマンに苦戦する騎士団の者達の脇を通り抜け、騒ぎ立てる貴族らにじりじりと敵兵士達は歩み寄ってきた。
その背後に立つ片方だけのレンズを填めた色白の男が、静かに口を開いた。
「………私腹を肥やす愚かな貴族共………我らは正義を貫く。………これは革命だ」
大臣の一人が男を指差して怒鳴り散らす。
「な…何が革命だ!!………革命などと綺麗事を並べているだけで、単なる反逆に過ぎないではないか!!国を守る国家騎士団の身でありながらなんと…」
言い終える前に、大臣の大きな口が更に大きく、横に裂けた。
いつの間にか目の前にいた敵兵士が、横凪ぎに剣を払っていた。
大臣の頭が半分、上顎から上が吹き飛んだ。
その場は更に、悲痛に満ちた悲鳴が木霊した。
「―――お待ちになって」
殺戮を繰り返す容赦ない敵兵士を前に、凛とした声でカルレットは言った。
獣に似た赤い目の大柄な男が、カルレットを無言で睨んできた。
カルレットは玉座から腰を上げた。
「―――革命が目的であるならば、この王である私が消えれば良い話。………無駄な殺生はお止め下さいな」
「お母様!!」
リネットが叫んだ。
ライマンに苦戦する騎士団の者達の脇を通り抜け、騒ぎ立てる貴族らにじりじりと敵兵士達は歩み寄ってきた。
その背後に立つ片方だけのレンズを填めた色白の男が、静かに口を開いた。
「………私腹を肥やす愚かな貴族共………我らは正義を貫く。………これは革命だ」
大臣の一人が男を指差して怒鳴り散らす。
「な…何が革命だ!!………革命などと綺麗事を並べているだけで、単なる反逆に過ぎないではないか!!国を守る国家騎士団の身でありながらなんと…」
言い終える前に、大臣の大きな口が更に大きく、横に裂けた。
いつの間にか目の前にいた敵兵士が、横凪ぎに剣を払っていた。
大臣の頭が半分、上顎から上が吹き飛んだ。
その場は更に、悲痛に満ちた悲鳴が木霊した。
「―――お待ちになって」
殺戮を繰り返す容赦ない敵兵士を前に、凛とした声でカルレットは言った。
獣に似た赤い目の大柄な男が、カルレットを無言で睨んできた。
カルレットは玉座から腰を上げた。
「―――革命が目的であるならば、この王である私が消えれば良い話。………無駄な殺生はお止め下さいな」
「お母様!!」
リネットが叫んだ。

