元老院らと母が何やら静かに話していた。
ローアンはルアをそっと撫でた。
なんだかルアの様子がおかしい。
ここに来てからずっとふらふらしている。
(………魔法を使ったからね…)
ルアはまだ若い。
いくら聖獣といえども、使い慣れていない魔法を、しかも時を止めるなどという高度な魔法を使ったのだ。
魔力の消費が激しく、身体がついていけていないのだ。
ルアはペタリと座り込んでしまった。
「……ルア…大丈夫?無理しないで……」
ローアンが寄り添って背中を撫でていた。
その時だった。
謁見の間の巨大な扉の向こうから、雷鳴のごとき大音量が響いた。
扉がガタガタと小刻みに揺れた。
その場の空気が堪え難い緊張でピリピリと張り詰めた。
全員が息を呑む。
「………荒々しい」
「………反逆など……何千年振りであろうか」
「………これも………宿命かのぉ……」
扉と床の僅かな隙間から、砂埃が吹き出た。
つー…と真っ赤な血が流れてきた。
大臣らはどよめきたち、騎士団の兵士達の後へ移動した。
―――来る。
ローアンはルアをそっと撫でた。
なんだかルアの様子がおかしい。
ここに来てからずっとふらふらしている。
(………魔法を使ったからね…)
ルアはまだ若い。
いくら聖獣といえども、使い慣れていない魔法を、しかも時を止めるなどという高度な魔法を使ったのだ。
魔力の消費が激しく、身体がついていけていないのだ。
ルアはペタリと座り込んでしまった。
「……ルア…大丈夫?無理しないで……」
ローアンが寄り添って背中を撫でていた。
その時だった。
謁見の間の巨大な扉の向こうから、雷鳴のごとき大音量が響いた。
扉がガタガタと小刻みに揺れた。
その場の空気が堪え難い緊張でピリピリと張り詰めた。
全員が息を呑む。
「………荒々しい」
「………反逆など……何千年振りであろうか」
「………これも………宿命かのぉ……」
扉と床の僅かな隙間から、砂埃が吹き出た。
つー…と真っ赤な血が流れてきた。
大臣らはどよめきたち、騎士団の兵士達の後へ移動した。
―――来る。

