「―――キーツ様!?」
反対側の扉へ駆けた。肉片だらけの血の海を跳び越え、アレクセイの声を無視してキーツは広間から姿を消した。
アレクセイは追いかけようとしたが、それよりもまずオーウェンをどうにかしなければならない。
大きなオーウェンの身体を支え、正面の扉へ急いだ。
「―――リネット様!」
「リネット様、よくぞご無事で!」
何重もの兵士が配置された廊下を通り、謁見の間に入ると、そこに勢揃いしていた大臣らが迎えてきた。
奥の玉座には、カルレットの姿も見えた。
「―――お母様………!」
リネットはそのまま高い玉座の階段を昇って、母の元へ駆け寄った。
「リネット……無事だったのですね…」
「お母様………エルシアお姉様が………」
不安を隠し切れないリネットの声。
カルレットの顔から安堵の色が消えた。
「………エルシアはどうしたの…?」
「………広間へ行くと言って………独りで………………しばらく待っていたのだけれど………お戻りにならないの……」
―――………一階の大広間…。
そこはつい今し方………襲撃があったと報告が来た場所だ。
―――――エルシアは……。
反対側の扉へ駆けた。肉片だらけの血の海を跳び越え、アレクセイの声を無視してキーツは広間から姿を消した。
アレクセイは追いかけようとしたが、それよりもまずオーウェンをどうにかしなければならない。
大きなオーウェンの身体を支え、正面の扉へ急いだ。
「―――リネット様!」
「リネット様、よくぞご無事で!」
何重もの兵士が配置された廊下を通り、謁見の間に入ると、そこに勢揃いしていた大臣らが迎えてきた。
奥の玉座には、カルレットの姿も見えた。
「―――お母様………!」
リネットはそのまま高い玉座の階段を昇って、母の元へ駆け寄った。
「リネット……無事だったのですね…」
「お母様………エルシアお姉様が………」
不安を隠し切れないリネットの声。
カルレットの顔から安堵の色が消えた。
「………エルシアはどうしたの…?」
「………広間へ行くと言って………独りで………………しばらく待っていたのだけれど………お戻りにならないの……」
―――………一階の大広間…。
そこはつい今し方………襲撃があったと報告が来た場所だ。
―――――エルシアは……。

