亡國の孤城 ~フェンネル・六年戦争~




―――ああ……くそ………。








―――抱きたかったなぁ……。













―――俺が一体どれだけ我慢していたかなんて……知らなかっただろうな…。















………………。












………なんでこうなっちまったのかな。












―――………。












―――――。




















―――エルシア。














―――……愛してる………。















―――本当に………本気で…………愛してる………。













………惚れていたんだ。













―――王位なんて関係無い。












ただ………………お前が欲しかった。














………俺は。
















………エルシア。







………エルシア。








………エルシア。













………エルシ………ア。

















オーウェンはそっと、瞼を下ろした。







熱い涙が、溢れた。