「……ちっとも笑えねぇよ。………今日で王位継承権者が現れるのか。………女王もかなりお疲れのご様子だったからな………案外、早く王位から降りられるかもな」
「………そうだな………それで上手くいけばいいんだかな………………」
「………おい、ぼさっとするな……………どうした?」
「…………………いや………今何かそこに………」
「………影か…?」
「…………………違う………見間違いかな………こう……獣みたいな…………」
「………?………おかしい……あっちの明かりが消えたぞ………」
「…ああ……二人配置していた筈だが………見て来る」
「気をつけてな………」
「―――誰か!!…貝を………貝を吹け!!誰か…………………………………………………あ……………ああ………あああああああ!?」
むくっと……撫でられて横になっていたルアが顔を上げた。
窓の方をじっと見詰めている。
「………どうしたの、ルア………何か聞こえた?………外がどうかしたの?」
再度踏み台に飛び乗り、ローアンは外を眺めた。

