―――。
―――ふとローアンの隣りに視線を移すと………。
―――野獣の様なギラギラした怨念の眼光が………!!
(―――ひっ…!?)
デジャブ!?
前にもあったよこれ!
でも今回はかなり至近距離にいますよ!!
キーツは思わずのけ反った。
ローアンの隣りには、静かに紅茶を口に運ぶリネットが座っていた。飲みながら、キーツを睨んでいる。
………いつからいらっしゃいましたか?
「………あ…あの……リネットさん………いつから…」
「最初からですわ。貴方が来るずぅーっと前からこの部屋におりましたが、何か?」
ギラリ、とリネットは目を光らせた。
キーツはこのリネットが苦手だ。
一つ上の12歳。切れ長の目や細い輪郭。愛想の一つや二つ向ければ、その辺の男などすぐに捕らえることが出来るだろうが………。
………怖い。
……彼女は男を断固拒否する。
…彼女の前ではそう…男は皆………蛇に睨まれた蛙の様な…。
「………あらキーツ様、存在感など皆無な人間で御免あそばせ。…それとも、貴方の目が節穴なだけなのかしら…あら失敬。王族風情が出過ぎた真似を致しましたわ」
ほほほほ…と笑うリネット。目が笑ってない!
―――ふとローアンの隣りに視線を移すと………。
―――野獣の様なギラギラした怨念の眼光が………!!
(―――ひっ…!?)
デジャブ!?
前にもあったよこれ!
でも今回はかなり至近距離にいますよ!!
キーツは思わずのけ反った。
ローアンの隣りには、静かに紅茶を口に運ぶリネットが座っていた。飲みながら、キーツを睨んでいる。
………いつからいらっしゃいましたか?
「………あ…あの……リネットさん………いつから…」
「最初からですわ。貴方が来るずぅーっと前からこの部屋におりましたが、何か?」
ギラリ、とリネットは目を光らせた。
キーツはこのリネットが苦手だ。
一つ上の12歳。切れ長の目や細い輪郭。愛想の一つや二つ向ければ、その辺の男などすぐに捕らえることが出来るだろうが………。
………怖い。
……彼女は男を断固拒否する。
…彼女の前ではそう…男は皆………蛇に睨まれた蛙の様な…。
「………あらキーツ様、存在感など皆無な人間で御免あそばせ。…それとも、貴方の目が節穴なだけなのかしら…あら失敬。王族風情が出過ぎた真似を致しましたわ」
ほほほほ…と笑うリネット。目が笑ってない!

