「……何か他に用事がおありだったのだろう…」
別段気にすることはない。
特に気に掛けること無く、トウェインは足早に廊下を進む。
「…?…どこ行くんだよ…」
階下には降りず、トウェインはそのまま奥へと歩いて行く。
「………資料室だ」
「資料室~?…何でまたそんな人っ子一人寄り付かない所に……」
………ああ、ね。…昨夜の……調べるのか…。
………『ローアン』を調べるのだろう。
ジスカは胸の辺りに沸き起こる、ちくちくする妙なムカつきを抑えた。
「………はーん……気になって仕方無い……ってか?」
「………」
返答は無い。
まあ……図星だろう。
………なんだか酷く気分が悪いが……。
「………良いぜ。俺も手伝う」
ジスカは溜め息混じりに言った。前を歩くトウェインにすぐ追いつく。
「……いい。………手伝うなど……」
「あの膨大な量の紙の束、お前一人で全部見れんのかよ………」
トウェインは一瞬口ごもったが…。
「―――……見れる!」
「………嘘言うな!ちょっとは素直に人の親切を受け止めろよ!可愛くねーな!」
「………可愛いの意味が分からん!!」
別段気にすることはない。
特に気に掛けること無く、トウェインは足早に廊下を進む。
「…?…どこ行くんだよ…」
階下には降りず、トウェインはそのまま奥へと歩いて行く。
「………資料室だ」
「資料室~?…何でまたそんな人っ子一人寄り付かない所に……」
………ああ、ね。…昨夜の……調べるのか…。
………『ローアン』を調べるのだろう。
ジスカは胸の辺りに沸き起こる、ちくちくする妙なムカつきを抑えた。
「………はーん……気になって仕方無い……ってか?」
「………」
返答は無い。
まあ……図星だろう。
………なんだか酷く気分が悪いが……。
「………良いぜ。俺も手伝う」
ジスカは溜め息混じりに言った。前を歩くトウェインにすぐ追いつく。
「……いい。………手伝うなど……」
「あの膨大な量の紙の束、お前一人で全部見れんのかよ………」
トウェインは一瞬口ごもったが…。
「―――……見れる!」
「………嘘言うな!ちょっとは素直に人の親切を受け止めろよ!可愛くねーな!」
「………可愛いの意味が分からん!!」

