赤ん坊は全く泣かない。顔色は悪く、なんだかぐったりとしていた。
イブが涎を垂らして赤ん坊を凝視していると、すぐにジスカが連れられてやって来た。
「…何だ何だ~?……早く来て下さい!あの娘本気です!喰われる―!!………ってどういうこった………」
「ねぇ~ジスカ……食べちゃ駄目~?」
「食べちゃ駄目~。……は―…赤ん坊かよ…こりゃあもう死にかけだな…」
イブの手から赤ん坊を抱き取り、白さを通り越して青くなっている肌に触れた。
………もう冷たくなってきている。
声も何もあげない小さな口は、物欲しそうにぱくぱくと開閉を繰り返していた。
……可哀相だ。せめて母親の腕の中で死なせてやりたかったが…。
「―――ジスカ、牛乳あげようよ」
「………あのなぁ…赤ん坊は母乳じゃないと…」
「じゃあ、母乳」
ジスカは閉口した。周りも汗をかいている。
「……いや…母乳つったって……」
「あ、そうだ。マリア呼んでくる~」
「ああ…マリアね…………ってえええええ―!?」
なんでマリア!?確かに女性陣の中では最年長だけど!
イブを止めることも出来ず、ただうろたえるジスカ。
イブに引っ張られて問題のマリアさんがやって来た。
イブが涎を垂らして赤ん坊を凝視していると、すぐにジスカが連れられてやって来た。
「…何だ何だ~?……早く来て下さい!あの娘本気です!喰われる―!!………ってどういうこった………」
「ねぇ~ジスカ……食べちゃ駄目~?」
「食べちゃ駄目~。……は―…赤ん坊かよ…こりゃあもう死にかけだな…」
イブの手から赤ん坊を抱き取り、白さを通り越して青くなっている肌に触れた。
………もう冷たくなってきている。
声も何もあげない小さな口は、物欲しそうにぱくぱくと開閉を繰り返していた。
……可哀相だ。せめて母親の腕の中で死なせてやりたかったが…。
「―――ジスカ、牛乳あげようよ」
「………あのなぁ…赤ん坊は母乳じゃないと…」
「じゃあ、母乳」
ジスカは閉口した。周りも汗をかいている。
「……いや…母乳つったって……」
「あ、そうだ。マリア呼んでくる~」
「ああ…マリアね…………ってえええええ―!?」
なんでマリア!?確かに女性陣の中では最年長だけど!
イブを止めることも出来ず、ただうろたえるジスカ。
イブに引っ張られて問題のマリアさんがやって来た。

