(………子供…だが…容赦はせん…)
トウェインはゆっくりと立上がり、身構えた。
相手の武器は短剣二本。構え方から見て…相当の腕だ。
―――……短剣使いと戦うのは初めてだ。………殺れるか?
互いに、じりじりと間合いを詰める。
………こうやってる間刻々と時間が過ぎて行く。
―――…パチッ。
松明の火が小さく弾けた。
―――両者共、地を蹴った………!
「――りゃあ!!………不意打ち!」
いきなり現れたイブが、刃を交えようとした二人に割って入り、リストにラリアットをかました。
「―――ふごぉっ!?」
背中から倒れ、後頭部を強打するリスト。トウェインはふっと笑みを浮かべ、その場から走り去った。
「イブ!…そいつは任せた!」
リストはすぐに起き上がり、後を追おうとした。
その前に、笑顔のイブが仁王立ちして立ちはだかる。
「―――ノンノン、駄~目~。相手はここだよ。選手交代~」
……ふざけた言動のこの人物を、リストはまじまじと驚愕の意を込めて見た。
「………お…女…?」
しかも………子供だ。自分より絶対年下だ。
少女が……あの憎い灰色軍服を着て小馬鹿にした様にせせら笑っている…。
トウェインはゆっくりと立上がり、身構えた。
相手の武器は短剣二本。構え方から見て…相当の腕だ。
―――……短剣使いと戦うのは初めてだ。………殺れるか?
互いに、じりじりと間合いを詰める。
………こうやってる間刻々と時間が過ぎて行く。
―――…パチッ。
松明の火が小さく弾けた。
―――両者共、地を蹴った………!
「――りゃあ!!………不意打ち!」
いきなり現れたイブが、刃を交えようとした二人に割って入り、リストにラリアットをかました。
「―――ふごぉっ!?」
背中から倒れ、後頭部を強打するリスト。トウェインはふっと笑みを浮かべ、その場から走り去った。
「イブ!…そいつは任せた!」
リストはすぐに起き上がり、後を追おうとした。
その前に、笑顔のイブが仁王立ちして立ちはだかる。
「―――ノンノン、駄~目~。相手はここだよ。選手交代~」
……ふざけた言動のこの人物を、リストはまじまじと驚愕の意を込めて見た。
「………お…女…?」
しかも………子供だ。自分より絶対年下だ。
少女が……あの憎い灰色軍服を着て小馬鹿にした様にせせら笑っている…。

