……このマントの下の右足は……諸刃の剣。
………良いの。私はどうせ、そんなに長くないから。
パッ………とマントを投げ捨てた。
化け物と呼ばれる所以が、今、露になった。
「―――ひっ!?」
それを見た途端、周りから驚嘆の声が上った。
「――気持ち悪いかしら?………慣れればそうでもないのよ…」
マリアは右足を擦った。
手の平に感じるのは、弾力のある人の肌ではない。
―――木だ。
ざらざらとした、乾いた感触。
固い、ごつごつとした…。
マリアの右足は、膝から下が人間の足ではなかった。
細い木の枝や蔓が、幾重にも絡まった焦げ茶色の足。
それが普通の足の形ならまだしも、マリアのそれは獣足を象っていた。
取って付けたような、絡まりあった木の枝で出来た獣足。
それはあまりにも滑稽で、生々しいものだった。
時折、小さな葉が付いた蔓が動いている。
………まるで…右足だけが生きているかの様で…。
ごくり、と息を呑む兵士達。
「………これはね、寄生植物のパラサイトって言うの。……動物の死体に寄生して、養分を吸い取って成長するの…」
………良いの。私はどうせ、そんなに長くないから。
パッ………とマントを投げ捨てた。
化け物と呼ばれる所以が、今、露になった。
「―――ひっ!?」
それを見た途端、周りから驚嘆の声が上った。
「――気持ち悪いかしら?………慣れればそうでもないのよ…」
マリアは右足を擦った。
手の平に感じるのは、弾力のある人の肌ではない。
―――木だ。
ざらざらとした、乾いた感触。
固い、ごつごつとした…。
マリアの右足は、膝から下が人間の足ではなかった。
細い木の枝や蔓が、幾重にも絡まった焦げ茶色の足。
それが普通の足の形ならまだしも、マリアのそれは獣足を象っていた。
取って付けたような、絡まりあった木の枝で出来た獣足。
それはあまりにも滑稽で、生々しいものだった。
時折、小さな葉が付いた蔓が動いている。
………まるで…右足だけが生きているかの様で…。
ごくり、と息を呑む兵士達。
「………これはね、寄生植物のパラサイトって言うの。……動物の死体に寄生して、養分を吸い取って成長するの…」

