何故影が…?
“闇溶け”で移動しながらトウェインは溢れ出てくる影を一振りで薙払う。
荒野の戦場はどうなっている?
兵士達は大丈夫なのか?
城壁の外の状況も気になるが………今は…。
(………誰かが見つかった…?…思念伝達が出来ない………どうなっている…)
マリアかダリル…もしくは二人共見つかったのかもしれない。
侵入者だ!、と辺りが急に騒がしくなった。
その後すぐにイブと合流し、今に到る。
「…二人共タフだから大丈夫だよ。………作戦失敗しちゃったけど、隊長どうすんの―?」
後を付いて来ているイブが言った。
確かに…。第3部隊と合流後、城内で敵兵を引きつけ、第1部隊と第2部隊を入れて総攻撃………という手筈だったが……最初の罠に続いて影の乱入。作戦は失敗だ。
―――しかし、諦めるわけにはいかない。
「イブ……今から私は…塔に上る。………援護を頼む」
「―――えええ~っ!?………隊長…!!………ナイス!」
そこは止める所だが、イブにそんな気は更々ない。
「アイアイサ―!………じゃなかった。御意!!」

