「………さっさと逝け…」 ベルトークは剣を構えた。 「………貴様の妻……エルシア姫の所に逝くがいい……」 『―――オーウェン…』 『私、貴方が好きよ。とっても…』 ―――エルシア…。 オーウェンは剣先をベルトークに向けた。 この男は………笑っている。 「―――ちょ―っと違うぜお兄さん………エルシアは俺の妻じゃなかったぜ?」 言い知れぬ激しい覇気が、辺りを包んだ。 「………まだ妻になる前だった。………あんたに殺されなきゃ…俺の花嫁だったよ…」