ちょうどアレクセイの足元は、大きな亀裂が走っていた。
衝撃波がまともに当たってしまう。
このままでは二人共、地面の爆発にのまれてしまう。
キーツは咄嗟に、亀裂の無い側の方へ、アレクセイを突き飛ばした。
痛む肩を振るって、思い切り。
アレクセイが驚愕の表情を浮かべて、自分に向かって何か叫んだ。
だが、彼の声は大地の呻きにも思える轟音によって、いとも容易く掻き消されてしまい……。
……黒い閃光と共に、互いの姿は視界から消えた。
大地の表面が、剥がれた。
凄まじい衝撃波は地から天へ。
巨大な竜巻を生み出して、地表のものを全て巻き上げていく。
荒野の中央で深く根付いてたパラサイトの太い根っこが、砕けた地面から露になる。
荒野を囲む沈黙の森がざわめき、森全体が黒い波の様に揺れ動いた。
力によって揺るがされるその景色はまるで………六年前のあの夜の様な。
「……キーツ様…?………キーツ様…!!」
大きな衝撃は避けられたものの、だいぶ吹き飛ばされたアレクセイ。
視界を占める黒々とした竜巻を半ば呆然と眺めながら、さっきまで共にいた我が主の名を呼んだ。
………返ってくる声も無ければ、姿も無い。
アレクセイの声は残骸と共に竜巻にのまれていく。
………イヨルゴスの姿も無い。
「――アレクセイ!」
衝撃波がまともに当たってしまう。
このままでは二人共、地面の爆発にのまれてしまう。
キーツは咄嗟に、亀裂の無い側の方へ、アレクセイを突き飛ばした。
痛む肩を振るって、思い切り。
アレクセイが驚愕の表情を浮かべて、自分に向かって何か叫んだ。
だが、彼の声は大地の呻きにも思える轟音によって、いとも容易く掻き消されてしまい……。
……黒い閃光と共に、互いの姿は視界から消えた。
大地の表面が、剥がれた。
凄まじい衝撃波は地から天へ。
巨大な竜巻を生み出して、地表のものを全て巻き上げていく。
荒野の中央で深く根付いてたパラサイトの太い根っこが、砕けた地面から露になる。
荒野を囲む沈黙の森がざわめき、森全体が黒い波の様に揺れ動いた。
力によって揺るがされるその景色はまるで………六年前のあの夜の様な。
「……キーツ様…?………キーツ様…!!」
大きな衝撃は避けられたものの、だいぶ吹き飛ばされたアレクセイ。
視界を占める黒々とした竜巻を半ば呆然と眺めながら、さっきまで共にいた我が主の名を呼んだ。
………返ってくる声も無ければ、姿も無い。
アレクセイの声は残骸と共に竜巻にのまれていく。
………イヨルゴスの姿も無い。
「――アレクセイ!」

