[龍Side] 俺は誰も居ない体育館の裏の部屋で文化祭の準備を黙々としていた。 すると、突然隣の部屋から人が倒れたような鈍い音がした。 急いで隣の部屋へ駆けつけると、2人の女の子がいた。 「龍!瑞希が倒れて・・・ちょっと舞台出てくるから瑞希をよろしく!」 一人は人を抱えた奏だった。 奏に抱えられているのは・・・槙本瑞希。 真っ青な顔をして、ぐったりしている。 「わかった!ここで待ってる」 「ありがと!・・・そ・れ・と」