「顔、怖!何睨んでんのー?」 龍はケラケラ愉快そうに笑う。 お前を睨んでんだよ、と言ってやりたいものだが、言わなかった。 しばらく笑った後、龍はゆっくり立ち上がった。 以外に背が高い。 このクラスの男子の中では背が少し低い方なので、チビだと思っていたがやっぱり男子。 4月よりも大人っぽくなった気がする。 「瑞希はここで休んでなよ。俺飲み物買ってくる」 「ポカリね。あと、あんたのオゴリで」