【短編】年上彼氏




「………っ///」


あたしは、ドキッとした。


だって、多田先輩が
あまりにも綺麗に笑うから…


というか、多田先輩はカッコいい…


二重の大きな目。
高い鼻。形の綺麗な唇。


笑うと、その大きな目が
クシャッとなって、可愛い…


っていうか…


「な…何でそんな笑ってるんですか?!」


「ハハッ、や、だってさあ
唯ちゃん1人でテンパってるし面白くて!」


うぅ~…笑い事じゃないのに…


「今からじゃ、もう間に合わないね?
何委員なの?」


多田先輩は、体育館の時計を見て言った。