体育館へ近付くと…


キュッ一
キュッ一


あ、靴と床が擦れる音…
よかった、足ある……


そんなことを思いながら
あたしは、非常口のとこらから
体育館の中を覗いてみた。


「……っ…!///」


その光景は、今でも覚えてる…


夕日が射し込む体育館一。

髪に、体に反射して輝いて見えた一。


彼が、シュッと放ったボールが
綺麗に弧を描いて、
リングの中へ入っていく一。