「佐川先輩…あたし……っ!!!」

あたしは、誰かに後ろから引っ張られ
抱き締められる状態になった。


「悪い、佐川。こいつが好きなのは
俺なんだよ。諦めて?」


この声…
多田先輩……


多田先輩は、佐川先輩に謝って

あたしの手を引いていく。