隼人とのデートも終わりに近づいた――。 「俺、ずっと篠崎のこと好きだから」 「私も隼人を好き」 ・・・明日はお別れ。 アメリカに行っちゃう。 「隼人を待ってるから」 「うん」 「彼女作らないでよ?」 「篠崎のほうこそ。俺をずっと想ってろよ」 「分かったよ」 隼人以外に好きになるなんて、有り得ない。 「まぁ、俺のかっこよさは誰にも負けねぇし」 「ナルシスト」 「・・・嘘だって。まぁ、篠崎の目には俺しか見えねぇだろうし」 「でしょうね」