「なぁ、篠崎」 「ん?」 「明日って何か用事ある?」 ・・・・明日? まさか、デートのお誘い? 「別にないけど・・・」 「じゃあ、俺と最初で最後のデートしようぜ」 最初で最後のデートか。 「いいよ」 隼人とデートか。 ・・・夢みたい。 「じゃあ、明細は夜メールする」 「うん」 明日はデートかぁ。 「はい、ボタン」 「え?あぁ、ありがと」 ・・・第2ボタン。 隼人の学ランの第2ボタンは無くなっていた。 そのボタンが私の手の中に・・・ 「じゃあ、篠崎・・・そういうことで」 「うん」