「それじゃ、今どこに向かってるんですか?」 「事務所。」 「なにしに?」 あたしはべつに用事ないのに・・・ 「いろいろ。」 いろいろって・・・。 「まぁつべこべ言うな。それにようがあるのは魁人の方だし。」 ならあたし別に行く意味ないじゃん。 「そうそう。だから黙ってついてこい。」 黙ってついてこいって・・・あたしは子分か! 「ほら2人ともついたぞ。はやく降りろ。」 晟也さんに言われあたしはしぶしぶ車から降りた。