いつになく弱弱しい魁人。

そんな魁人にギュッと抱きついた。

「あたしは魁人だけが好きだよ。ずっとずっーとね」

あたしがそう言うと嬉しそうな顔をする魁人。



そして、あたしたちはそっとキスをした。





夜の道は誰も通らなくて月の光があたしたちを照らしていた。