入学式を終えて部活訪問があった。

「未己〜うち吹奏楽行ってくるね。」

「うん。じゃうちはバスケに」

体育館に移動して、いろいろな人をみたけど、誰にも負けない自信が未己はわいていた。

「あなた、少しやってみる?」

先輩に話しかけられて未己は先輩と1対1をやることにした。

「新入生だからって手は抜かないよ♪」

「よろしくお願いします。」

そういって先輩との1対1がはじまった。

先輩をフェイントでかわしてあっさりとシュートへ。

「あのこうまくない!?」

「バスケ部に絶対入ってほしいわ!」

結構得意気な未己に

「全然普通じゃん。」

っと言う声が…

誰かと思い、振り替えると
背が高い一人の男の子が…

「俺と1対1やらない?」

悔しい未己は思わず

「受けてたとうじゃない!!」

なんて強がった答えを言ってしまった。

そして見知らぬ男の子との1対1がはじまった。

「本気でいくからな!」

「こっちだって!」

先行は未己。

さっき先輩にやったフェイントをしようとしたらすぐ止められて、ボールをとられてしまった…

次は男の子オフェンスのほう。

なんとか未己はシュートを止めようとしたけど、あっさりとやられてしまった。


「うますぎ!」

思わず声をあげてしまった。

「俺の勝ち〜まぁ強くなったらやってやるよ」

勝ち気な男の子に未己は少しむかついていた。


「あの男みたいなひと絶対に好きになれない!!」