「K.K.さんのプロフは尊敬する人の欄が『理事長』になってて、理事長が小躍りしてたよ」

遊里が葛餅を食べながら言う。

「寧ろK.K.さんほどの作家さんに誉めてもらえる事の方が名誉だよねぇ、天神シリーズなんてキャラ設定を参加者さんに丸投げの他力本願小説なのにさぁ」

雛菊が言うが、ちょっと毒舌すぎね?

「理事長自身が言っていますが…執筆スピードが速い事と作品の質は、イコールではないと考えているようです…故に執筆スピードに関しては、自信はあるものの自慢ではないようで…」

小岩井が麦茶を口に運びながら呟いた。