「アリスカちーん、ジュースぅ、冷たく冷えたジュースぅ」

テーブルに、ぐてぇ…となったまま要求する雛菊に。

「私の部屋はブラッディアザミちゃんとこの喫茶店じゃないっっっ!」

アリスカさん大激怒。

「タダで涼んで飲み食いして帰るなぁあぁぁっ!」

「だって暑いんだもぉん…」

グウタラ丸出しでテーブルに突っ伏す雛菊。

「雛菊先輩、司会進行して下さいよ…グダグダ会議が進みません」

七星が言うものの、雛菊はいつもの白衣や伊達眼鏡すら着用しようとしない。

有り難味がなくなってきた、夏休み開始一週間。

ただのダラダラホリデーだ。