そんな中。

「まず最初の疑問はHさんから、『もし龍太郎がテストで全教科満点取るなんてことがあったら、周りの反応はどうなるんでしょうか?』」

メモを読み上げた七星が。

「……」

冷めた目で龍太郎を見る。

「何だ七星てめぇ、その目は」

睨み返す龍太郎。

「有り得ないという目ですね…」

小岩井が七星の心情を代弁する。