しばらくして。

「マスター、アイスミルクセーキをお願いします」

七星が注文する。

と。

「それだけ乳が無駄に育っているのに、まだ乳成分を補給するのか、牛の分際で」

独り言のように呟く旦那。

「ぐっ…」

歯噛みする七星。

ご満悦な表情で。

「主、俺は『ちょこれぇとぱふぇ』を頼む」

勝ち誇ったように注文する旦那。

と。

「……………………ぷ」

微かに笑う七星。

「おのれ貴様っっっっ!」

抜刀して立ち上がる旦那!

「俺を愚弄するのか牛!」

「先生こそ喧嘩売ってるんですかっ?」

席を立ち上がって凄まじいまでの睨み合いをする両者!

しかし!