ある日曜の昼下がり。

穏やかな時間が流れる天神学園近くの喫茶店。

「こんにちは~」

神楽 七星は鈴の音を鳴らして店内に入る。

「いらっしゃいませ」

静かな声で呟くマスター。

軽く微笑んだ後、七星は席に座る。

…一般の生徒は休日だが、七星は生徒会役員。

休みの日でも学園に顔を出す事もある。

現在は生徒会の仕事を終え、その帰り道なのだ。